羽田空港での有害鳥獣駆除
鳥が航空機に衝突するバードストライクは、
航空機の点検・修理による運行計画への支障となり避けたい問題です。
しかし、希少な渡り鳥やワシ・タカが駆除されています。
緑地が少ない都市空間にある羽田空港には広大な芝 地があり、鳥が集まるのに良い環境となっています。古くは鴨場があり、空港周辺は多摩川河口の環境に挟まれて野鳥の集まる環境でした。しかし、埋立て、空 港拡張に伴い休息と餌場が奪われました。一方、たびかさなる空港の拡張に伴い、草原面積は大きく拡大しました。草原は渡りの途中に立ち寄るシギチドリ類、 冬季は草原の昆虫等の餌を求める小鳥、ハトが群れ同時にそれらを餌とするワシ・タカ類の飛来を誘致しています。チョウゲンボウは昆虫も食べます。特に滑走 路周辺の草原は小鳥類がエンジンに吸込まれ る事故が起こりやすい状況です。バードストライクを減少するために、滑走路周辺の鳥を誘致する草原をなくすことを提案します。
提 案
1)最も重要なことは駆除の情報を公開すること。
2)鳥の餌となる昆虫が増える草原、鳥が休息できる草原を減らすこと。
3)植物が生えないように草よけシートを張ること。
4)駆除作業監視のために鳥獣保護員を活用すること。
東京湾で激減しているチュウ
シャクシギ(渡り鳥)が駆除され、準絶滅危惧種のミサゴ(魚が主食のワシタカ類)も駆除されています。このままで見過ごすのは、環境行政として憂慮すべきことです。