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PLUTO プルートウ
 

浦沢直樹と手塚治虫の夢のコラボ

この漫画は、手塚治虫の「鉄腕アトム」のなかの「地上最大のロボット」というエピソードを浦沢直樹がリメイクしたいもの。しかしただのリメイクにとどまらず、主人公がなんとアトムではなく、 本編で脇役(多分)として出ていた、ドイツのゲジヒトというロボットの警官なのである。自分はオリジナルは知らないのだが、さすが浦沢直樹、おもしろい!

老人を描かせたら日本一

浦沢直樹の描く絵はとても独特で、世界観ができあがってる。中でも彼が描く老人の絵がとっても好きだ。やさしそうで、ちょっとくたびれていて。彼の描く人物は「鼻」が特徴的。外人を描くことが多いからかもしれないが、とてもいい味をだしてる。

ロボット工学3原則の盲点とは

SF作家アイザック・アジモフによるロボット工学3原則はあまりに有名な原則である。最近ではウィル・スミス主演の映画「アイ ロボット」でも話題になった。
1.ロボットは人間を傷つけてはならない。また、人間が傷つくのをだまって看過してはならない。
2.ロボットは人間の命令に従わなくてはならない。但し、第一条に反する場合はこの限りではない。
3.ロボットは自分を守らなければならない。但し、第一条、第二条に反する場合はこの限りではない。
高性能になったことで、人間に限りなく近くなったロボットが登場するこの漫画。事の発端は、人間の痕跡がない殺人事件。過去に人間を殺した、完全なAIを持つロボットの存在。完全なロボット=人間?浦沢直樹の導き出す答えとは…


PLUTO プルートウ
ストーリー ★★★★★ 深く、面白い!
★★★★★ 独特ないい味をだしてる
世界観 ★★★★★ 完全に浦沢ワールド
緊張感 ★★★★☆ 主人公2人の駆け引きに緊張!
恐怖感 ★★★☆☆ そんな怖くないけど「死」で溢れている
おすすめ ★★★★★ かなり面白いけど万人向けではない!?


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PLUTO プルートウ
PLUTO プルートウ
浦沢直樹×手塚治虫 作
ビッグコミックス
各550円
公式サイト

ストーリー
人間の痕跡がない殺人事件、残された謎のメッセージ…その先にあるものとは!? 漫画界の2大巨匠がタッグを組んだ、近未来SFサスペンス!!
 
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